卑怯者の心理 牟田武生ブログ|不登校中学生の親ブログ紹介サイト特別編

若者の車離れが進む

最近、NHKテレビの朝のニュースで「自動車が売れない。なぜ・・・」という特集を見た。その分析として、自家用乗用車の保有者平均年齢が40代中半になり、以前までの30代後半から変化が起っている。(高齢化社会の影響もあるが・・・)

これが、意味する問題として、若者の車離れが進んでいる。若者にとって,車は移動手段の道具であって興味や魅力あるアイテムではなくなった。それに変わり、インターネットやパソコンが魅力的なモノになっていると分析していた。

その心理

ひと昔前の若者はお金を貯めて、最新型のスポーツカーやGTに乗ることが夢だった。お金がなく夢が実現出来そうもない時は、中古の格好が良いそれらのタイプの車を買い綺麗に磨き上げ、改造したりして乗ったものだった。

そんなお気に入りの車を仲間に自慢する。これはひとつの自己表現であり、みんなから「すげぇーなぁー、カッコいい」と車を褒められると、自分が褒められたと錯覚し、自己満足感とともにみんなからイチモクおかれた気分になる。自分の中身で中々勝負できない若者は持ち物やファッションで、他人との違いを勝負する心理はいつの時代でもある。

経済の高度成長期は「隣の家の車は小さく見えます・・・」トヨタカローラのテレビコマーシャル(ニッサンサニーは1000CC、トヨタカローラは1100CC)がヒットした。他人と差をつけることで、優越感を感じる心理を購買欲に結びつけた。

バブル経済時代はスペシャルティカーのソアラやシーマが売れた。(カローラよりクラウンの方が販売台数を上回った。)他人とモノによって差をつける。ブランド志向の定着だ。
しかし、脱工業化時代の「成熟化社会」はモノで勝負しても仲間からは注目を惹かない。さらに言うならば、仲間もいない。ごく少数の知り合いがいるだけの人間関係の希薄な現実社会は個として疎外された社会でもある。

そんな社会になればなるほど、若者は自分を誇示したい。存在を証明したい。だけれど、できれば、他人に分からないように(暴走族がマスクをして顔を隠すように)実名ではなく、匿名で、すぐに、結果が出るもので「すげぇー、カッコいい」と他人に思われたい。

どのような時代でも、この心理は全ての若者にはあったが、現実社会で自分存在が認められることが多い社会では現実と仮想(匿名)の乖離は少なかった。

匿名社会の代表選手は・・・

自分の安全性は確保して、相手(クラスメート、近所の人、知っている人など)を面白可笑しく笑いものにする。または、攻撃を仕掛ける。相手の自尊心を傷つけ、ネット社会から退散させることを目的に相手を炎上させる。被害を受けた子どもはこれが原因で不登校やひきこもりになることもある。

現実社会でこのようなことをやれば、卑怯者になり、自己嫌悪になるが、仮想社会では“あそび”と認識しているから、何とも思わないのが普通である。

親は携帯電話を伝達道具と認識しているが、実はインターネットの端末であるという認識は薄いからどうしようもなのが現状だ。