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インターネットと若者の心理 第16回 その1

インターネット依存からの脱出(1)

牟田武生

一般的に依存症とは「快楽や安心を得られる薬物を常用し、それがなくなると不安に 耐えられなくなったり、常用していない状態を異常なことだと勘違いする」ことをい う。依存させるものとして、アルコール・煙草・大麻・覚醒剤・マリファナ、シンナ ー等だ。

これらも薬物によって、快楽を得られるためや、止めることからくる不快を避けるた めに、有害であることを知りながら、その薬物を使用せずにはいられない状態をいう。

また、それは薬物以外、行為や行動において現れる場合もある。

別にしようとは思っ ていなかったのに、気が付いたら、やっていた癖みたいなもので、自分の体に悪い、 他人に迷惑が及ぶと分かっていながらもやってしまうもの依存症に含まれる。

買い物依存、ギャンブル依存、仕事依存、セックス依存などがこの範疇に入る。

(ネット依存の恐怖 牟田武生著 教育出版)

ネット依存も精神的な依存(他人とのネット上でのつながり)はあるが、薬物依存 のように生理的な身体依存はないので、後者に属するといえる。

第16回その2に続く


2006.4.7


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ご協力いただいている執筆者の略歴:牟田武生(むたたけお)

牟田武生(むたたけお) 1947年生まれ。72年に民間の教育相談機関である教育研究所を設立し、不登校を含めた 教育問題の相談・援助活動に取り組んでいる。現在、 NPO法人教育研究所(横浜市港南区)理事長。91年に教師・カウンセラー・児童相談所の相 談員等不登校にかかわる専門家を対象にした研修機関として不登校問題研究会を設立。元NHKラジオ「子どもと教育電話相談」相談員、不登校問題研究会代表幹事、元文部省 「不登校の実態に関する調査」検討委員会委員。
主な著書:『ひきこもり/ 不登校の処方箋 増補版』(オクムラ書店)、『すぐに解決!子どもの緊急事態Q&A』 ( オクムラ書店)、『ネット依存の恐怖』(教育出版)など。